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空間構成研究
この研究では、私自身が実際に足を運んだ建築について、その建築を最大限に抽象化した際の空間構成を取出し、それがどのような体験として知覚されるのかを整理していきます。
建築を構成する要素は、周辺環境・設備・構造・用途・要求・時代・法規制・ディテール・素材・スケール等々、多岐に渡ります。しかしながら、私自身が今までに体験してきた建築について振り返ってみると、空間の構成が上手に解けているものについては、多少の乱雑さなどは気にならず、空間にブレがないように感じます。結果としてそれが、感動や居心地の良さ、豊かさに通じていると考えています。
方法として、写真や動画ではなく私自身が実際にその地に訪れ体験した建築について、その図面を読み解き、各要素が実際の体験にどのように結びついているかを考察します。その考察内容を抽象化し、簡単なスケッチにて空間構成としてまとめていきます。
この空間構成研究では、数々の建築の空間構成を同一の表現でまとめて整理し、それを蓄積していくことで、建築空間の核心に迫り、今後の自身の設計にも生かしていくことを意図しています。
NO.1「Rプロジェクト」 設計:和知祐樹(平成建設)


NO.2「金沢21世紀美術館」 設計:SANAA


NO.3「国立代々木競技場」 設計:丹下健三


NO.4「Common Nexus」 設計:小堀哲夫


NO.5「高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」 設計:内藤廣


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